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2007年9月16日 (日)

胡錦濤の反日行動計画

江沢民に代わり、手を振り笑顔を振りまく新世代の最高指導者が登場した。新世紀に相応しいフレッシュな政策により、国際社会に適合した中国に生まれ変わるのでは? 「日中友好」を絶叫する日本のマスコミ報道を鵜呑みにすると、そのようなイメージを刷り込まれてしまう。
20年前の胡錦濤へのインタビュー経験を持つ著者は、表面的な姿勢に騙されてはならないと警鐘を鳴らす。

日本では決して報じられないが、史上かつて無い言論弾圧が吹き荒れる中国。外国人記者の拘束も日常茶飯と化し、インターネットへのアクセスも軍が監視している。「ある日突然連行される」のでは、北朝鮮や戦前の日本と同じではないのか。

過去の日本の戦争行為を断罪することは、国民の不満を外に向けるだけでなく、日本の技術と資金を自国の経済発展に寄与させるための、打出の小槌となる。おしとやかな日本国民に罪の意識を喚起させ、親中国派の勢力増強を図る。

アメリカ世論に日本の悪イメージを定着させ、議会には猛烈なロビー活動を行い、日本の立場を悪化させる。

核弾頭の照準を日本に合わせたまま、社会民主主義勢力と共謀して、日本の軍国主義化を批判する。その間に空母と原潜を保有する等、海軍力を飛躍的に向上させ、インドネシア等に原潜基地を確保し、シーレーンの制海権を狙う。

宇宙の平和利用を唱いながら、米国を標的とした人工衛星の攻撃実験、偵察衛星の準備を着実に進めつつある。確かに、有人宇宙飛行は快挙ではあるが、その目的には疑問がつきまとう。
かの国は、近年中に有人月面着陸を目指すという。月面に翻る五星紅旗。「月面の中国領有」が宣言しても、僕は驚かない。

国民生活のためのインフラは疎かにしながら、軍事力の膨張を続ける中国。その先には何があるのだろうか。
北京オリンピックに目を眩まされるのでなく、慎重に見るようにしたい。

胡錦濤の反日行動計画
著者:浜田和幸、祥伝社・2005年9月発行
2007年9月15日読了

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