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2009年7月25日 (土)

山梨県立美術館のミレー 山梨県立文学館の芥川龍之介、アンデルセン

7月22日は会社の夏期休暇だが、出張前日のため、移動に一日を潰してしまう。悔しいからプチ観光を組み入れたぞ。(2009年7月22日)

名古屋から特急しなの号、塩尻からスーパーあずさ号を乗り継ぎ、甲府駅へ着いたのが午後2時過ぎ。神戸と比べて涼しいこと! そのままバスに乗って美術館へ出向いた。

■山梨県立美術館 ミレー館

Barbizon バルビゾン派の代表作家、Millet ミレーの作品を収集した日本有数の美術館らしい。

代表作のThe Shower「種をまく人」(1850年)を見たが、正直、感動はなかった。
Woman feeding Chickens「鶏に餌をやる女」(1853-56年)はわりと良かった。

個人的には、The Reteun of the Flock「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」(1857-60年)がピンッときた。本日の当たり作だ! ポストカードも購入したぞ!

で、感動作をメモっていたら、メガネの年増女(学芸員ってやつか)がツカツカ歩み寄ってきた。
「シャープペンシルは使用禁止。鉛筆を使え」って、何をほざいてるんだ? 芸術鑑賞の邪魔だって!

山梨県立美術館
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/contents/

■山梨県立文学館 芥川龍之介 アンデルセン

美術館と同じく、芸術の森公園にある。

常設展では、山梨県ゆかりの作家と作品と題し、樋口一葉、井伏鱒二、太宰治、山本周五郎、深沢七郎、檀一雄等の原稿、パネル展示が行われている。
展示室の三分の一を占めるのは芥川龍之介のコーナーで、力が入っている。生原稿、手紙、夏目漱石からの手紙、支那旅行で買い集めたグッズ、自殺時のセンセーショナルな新聞記事、文学仲間の追悼など、盛りだくさんだ。十分に満喫できた。

で、開館20周年記念特設展は「アンデルセン 人魚のお姫様 青い瞳の涙」?
童話だろ? こんなのに時間を割けるか!
と思って後回しにしたが、時間ができたので覗いてみた。

この人、努力と運の大器晩成型だったんだな。貧しい靴職人の家を飛び出し、劇団を渡り歩き、それでも目がでない。理解者に巡り会い、「国語の基礎」を教えられ、文学的才能を伸ばした、か。文字を書けなかったとは、いまから考えると驚きだ。

自らの失恋をベースに書き上げたという「人魚姫」のストーリ紹介に目を通した。
恥ずかしながら、じわっとなりそうになった。
アンデルセンはこう言ったそうな。
「これは……執筆中にわたしが涙したただひとつの物語です」
「物語としてはこどもも十分に楽しめる。しかし、物語の秘められた本当の意味は、大人にしかわからない」
うん、納得だぞ。
童話のかたちで表現された本物の文学。良いものは良い、と言うことを認識した。

「アンデルセン」展は2009年8月23日まで。関東・中部地方の人は行くべし!

山梨県立文学館
http://www.bungakukan.pref.yamanashi.jp/

■閉館時間は午後5時?
普通に考えれば、5時まで閲覧できて、ショップで買い物もできるはず。
美術館にしろ、文学館にしろ、他の図書館などもそうだが、お役所仕事よろしく「5時とは、職員が仕事を終える時刻=私服に着替えて職場を後にする時刻」ととらえているようで、4時50分には閲覧者(お客様だぞ!)は閉め出されてしまう。当然、ショップも閉まっており、人っ子ひとりなし。
公営施設だから「わかっていた」とはいえ、釈然としないなぁ!

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