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2011年5月 6日 (金)

19世紀のバカラ展 ~テーブルウェア~ 大丸神戸店

フランスはナンシー地方、ガレで有名なガラス工芸。1855年のパリ万国博覧会で高級クリスタルガラス芸術としての代表格の地位を得たバカラ。そのテーブルウェアを中心とした展覧会が神戸元町の大丸で開催されている。元町・三宮方面へ足を延ばしたついでに寄ってみた。(2011年5月6日)

・ワイングラスを中心に、香水入れ、蓋付き小物入れ、装飾壺など、大小様々なクリスタルガラス製品が約50点。すべてが19世紀中葉から20世紀初頭にかけて製造されたアンティーク= Old Baccarat オールド・バカラで、どれも価値のある芸術品だ。中には一見、陶磁器と見間違うような乳白色のガラス壺なんてのもある。

・ワインボトルの未成熟な時代。赤や青に彩られた細長い容器=カラフにワインを詰め、テーブルに供されたと言う。そのワインの注がれるグラスも様々な種類があり、フランスの誇る赤ワインは透明のグラスに、ドイツ産の白ワインは、赤や青に彩られたグラスに注ぐ、と。自他共に認める食文化を誇るフランス人としては、"あのゲルマン民族"の飲み物を一段低い地位に置き、フランス芸術の精華に包みながら飲用するということか。

・ビール専用のグラスも展示されていた。これが、通常見慣れたビアジョッキとは大いに形状が異なるのだ。
ドイツ人と同じスタイルで飲むと言う行為などは、フランス人のプライドが許さないらしく、これもオリジナルなグラスが考案されたらしい。

・ガレ、ドーム兄弟のガラス工芸品もそうだったが、草植物の図柄などに、ジャポニスムの影響が見え隠れする。思わず嬉しくなる。

・紫色ガラスの花瓶は初めて見た。展示会場でも2点しかなく、これらは珍しい部類に入るそうだ。

で、ここの展示品はすべて販売されている。安価なモノは200,000円~。手が届きそうだ。

係員の若い女性(大西さん)による懇切かつ丁寧な解説のおかげで、興味深く鑑賞することができた。ありがとうございました。

……パリのBaccarat Galerie-Musee バカラ美術館に行きたくなってきたな!

大丸神戸店 7階アートギャラリー
http://www.daimaru.co.jp/kobe/index.html
2011年5月10日まで!

Dscn1650

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