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2014年12月23日 (火)

男ひとり旅の美学 2014年9月 ハノイ その1

安南の古都へ1泊3日の弾丸旅行を敢行。フランス植民地時代の名残とホー・チ・ミン社会主義の雰囲気を楽しんできた。

【参考データ】
往路便
 2014年9月13日 関西空港10時30分発VN331便、ハノイ行き
復路便
 2014年9月15日 ノイバイ国際空港0時5分発VN330便、関西空港行き

ハノイ宿泊先:
Sofitel Legend Metropole Hanoi(1泊)


■2014年9月13日、出国、嬉しくない飛行機

ベトナム航空便は初搭乗。予約時に16Dを指定したのが間違いだった。客席乗務員の座席が客室の数か所に分散配置されている。その一つの真後ろだったのだが、足を延ばせない。冊子ポケットすらない。まぁ、おかげで往路は旅プラン作成に集中できたのだが。
機内にパーソナルモニタはない。トイレは機体最後尾に3か所集中配置なら、順番待ちも集まるわけで、後方座席の客にしてみれば迷惑でしかない。小型機のA321とは言え、なんて設計だ……。

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10時40分に離陸、昼食は、もろエコノミークラス用。エールフランスやKLMには劣るが、まぁ悪くない。
現地時間12時55分に着地。ターミナルへはバス移動となるが、なんて暑さと湿気だ。

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13時15分に入国。
20,000円を両替すると、3,780,000ドン。200,000ドン紙幣が普通に使われるんだな。

タクシーでホテルへ。
できたてほやほやの高速道路を通る。日本企業の広告も多いな。
ノイバイ国際空港はとても小さいが、現在、日本の協力で巨大な新ターミナルが建設されており、ほとんど完成した新ターミナルビルにはTAISEI 大成建設の表記があった。

ベトナムにはMitsubishi Heavy Industries, ltdによるボーイング737の翼工場があるのですよ。
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所要時間45分で380,000(400,000)ドン。チップ50,000ドンを弾む。
これでも総額で2,100円程度。

ホテルの客室案内係(日本人女性)とドアマン・ポーターのチップで70,000ドン(336円)。金銭感覚がマヒしそうだ。

ホテルだけは、この国の周囲と別世界。ホッとできる。
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飛行機の狭苦しい座席のせいだろうが、腰が痛む。それでも観光に出発だ。


■ベトナム国旗「金星紅旗」の翻る首都
オペラ・ウイング側のファサードを出る。さっそく方向音痴ぶりが発揮され、Ngan Hang Nha Nuoc国立銀行まで歩いてしまった。
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このモダニズム・スタイルの建築物もなかなか良いのだが、Google MAPで道を確認し、反対方向へ歩みを修正する。

すると目前に、かつてオペラ・ハウスと呼ばれたNha Hat Lon Thanh Pho市劇場が現われた。イエローとホワイトを基調とした壁面が夕陽の照射を浴びて輝きを増す。頭上にはベトナム国旗「金星紅旗」が翻る。
パリのものとはまるで違うが、これはこれで良いな。
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内部見学は無し。公演もこの1週間はなさそう。

■歴史博物館
市劇場から200mほど歩くと、Bao Tang Lich Su Quoc Gia 国立歴史博物館がある。
この博物館の特徴はその外観にある。深いバルコン付きの建築物には本当に風情がある。
まさにインドシナ様式の真髄。
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チケットを購入して、外観を何度も鑑賞して、内部へ。
ガイドブックには「展示物の充実度はベトナムでも屈指」とあるが、首都にある国立歴史博物館として、この規模はどうなのか。
明石市立文化博物館よりは大きいが、神戸市立博物館より規模は小さいような……。

まぁ、限られた予算での運営は大変だから……とは言えないな。ここの職員のやる気の無さ!
16時20分に入館したのだが、どの職員=公務員もやる気なし。スマホ片手に客用ソファーに寝そべり、ダベり、手鏡をみて髪をいじり……何人かはもう私服に着替えて帰る気満々だし。
上海の交通博物館を思い出したぞ。

八角形のエントランスホールにはベトナム(安南)の古い地図が置かれ、興味を惹かれる。
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ここは先史時代からフランス統治時代、ベトナム独立までの歴史資料が豊富に展示されている。時間の都合で近世・グエン朝以降の展示(2階)を鑑賞することにした。

・巨大な亀の像、千手観音像、軍船などに中国の影響が大きいのは、近世までの東洋の宿命か。
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・フランスに占領されるまで、漢字が通用したんだな。
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・庭園にも、各地で発掘された彫刻などが置かれている。
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■チャンティエン大通りを行く

さて、フランス統治時代の面影濃いとされるチャンティエン大通りを歩こうか。
市劇場から見るとこんな感じ。コロニアル建築の集う姿は首都の証だ。
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・思ったより小規模だった。
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・すさまじきはバイクの洪水……
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・いいな、この感じ
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■ホアンキエム湖

ハノイ有数の憩いの場、それがHo Hoan Kiem ホアンキエム湖だ。

15世紀に中国・明朝の支配からベトナムを解放した英雄、レ・ロイの宝剣伝説に基づき建立されたのが湖の中央に立つ「亀の塔」で、この湖のシンボルともなっている。
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夕涼みの湖畔には楽しげな家族連れ、新婚さん、ウエディングドレスをまとった新婦さん、と賑やかだ。
それでも「金をくれ」だの「ジャパニーズ・ボーイ」だの、怪しい人種も多い。気を付けないと。

湖の周りをぐるりと散歩。
途中、玉山祠に寄る。中国人の団体観光客がうるさいぞ。
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湖の北西にあるカフェで休憩。ここのテラス席からは湖を一望できる。
店内にベトナム人はいない。外国人旅行客向けの価格に設定されているんだろうな。
アイスコーヒー+アイスクリームフロートを注文。チップ込みで80,000ドン、384円。これでも現地人にとっては高額なんだな。
(他の売店で、ペットボトルの水が10,000ドンだった。48円か。)

腹立たしいことが一つ。隣席の欧米人がでかい声で急に「ナンキン・ジェノサイド」の会話を始めやがった。
「ジャップ」と聞こえたぞ、この野郎!
レイシスト、インペリアリスト、ファシスト、ナチス、クー・クラックス・クラン、ベトナム人惨殺の責任を取れ、おまえ、実はアルカイダだろう……英語を話せない口惜しさよ。次はみていろよ。

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18時30分、そのまま、階上のベトナム料理のレストラン「Dinh Lang Thuy Ta ディンラン・トウイータ」に入店した。
見晴らしに期待したが、カフェのテラス席には見劣りするなぁ。

19時頃よりベトナム伝統楽器の演奏会が始まった。良いぞ。
「赤とんぼ」を演奏してくれるとは思わなかったが、歌い手がわざわざ席にやってきて暗にチップを要求してくるとは、もっと思わなかった。
(会計時に50,000ドンを奮発してやった。)
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で、ベトナム料理は二重丸。
ビール(333)2本、カニのス-プ、生春巻き、牛肉を葉で包んだ「ボー・ラー・ロット」、シーフード・ヌードル、コーヒーとケーキ。
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満腹になるまで美味いものを食べて、810,000ドン(うちチップ100,000ドン)、3,900円。
世界経済とは何か。
あまりの格差に、ちょぴり絶望感すら沸いた。先進国がボリすぎているってことなのか。


ホアンキエム湖。夜に入るとロマンティックでいい感じになったぞ。一人旅の男にゃ関係ないが。
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続く。

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