2016年9月 8日 (木)

2016年7月 カンボジア・アンコール遺跡の旅 その4 [男ひとり旅の美学]

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シャムリアップのお寺です。


■2016年7月25日(月) ひどい下痢で苦しんで……。

最悪、酷い下痢。熱っぽいし、咳も出てタ○も少々。遠方の観光は不可能と判断し、二度目のアンコール・ワット見物は断念した。
8時起床なるもベッドを出られたのは、なんと11時だ。やはりしんどいぞ。
12時30分にチェックアウトし、キャリー・バッグをコンシェルジェに預ける。

朝食は無し。ホテル内のカフェ・バーへ。ペリエとマンゴージュースが美味しかったが、これはほとんどが外国資本の利益となるのだな、などと余計なことを考える。
グラス2杯の代金は11USD。昨日のトゥクトゥクのドライバーは半日チャーターで18USDだった。
労働力が不当に安くて涙が出そうだ、などとこれも余計なことか。

ホテルにはクロコダイルが生息中。
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さぁ、歩こうか。

■お寺
迷いながら歩いたので、残念ながらお寺の名前がわかりません。
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お線香の形が面白いです。
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■アンコール国立博物館
入り口には客引きのトゥクトゥクがいっぱいだ。
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入場料12USD、展示物は写真撮影禁止ですか……。
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アンコール遺跡から出土した仏像を中心に、カンボジアの歴史がわかる展示が行われていた。
仏像は何百体あるのやら。初期、アンコール王朝期、その後の時代と、仏像のかたちも変遷していったことがわかる。

お土産売り場が充実しており、シルクのスカーフなんて買ってしまった。20USD。

■シェムリアップ市街
街の光景いろいろ。
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う~ん、熱っぽいぞ。ホテルに戻り、またまたマンゴージュースとオレンジジュースを飲む(11USD)。後者は美味しくないが、ここのマンゴージュースは絶品だ! 

17時。ホテルの車で空港へ向かう。17時30分に空港へ到着。15USDは良いのだが、ドライバー=ホテルの従業員が執拗にFriendになれなれとうるさい。教育が必要だな。

■帰国です。

シェムリアップ空港のラウンジへ。白玉ヌードルに紅茶でがまん、がまん。
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19時40分になった。さて、搭乗だな。
って、搭乗券をよく見ると「boarding time 19:20」とある。冷汗&小走り!
そうか、ラウンジの従業員が不思議&心配そうな目で僕を見ていたのは、そうだったのか……。

搭乗ゲートへ着くと3人の係員が安堵&困惑の表情となり、ひとりから「来た、来た、やっと来た」と言われた(ような気がした)。
機内へも小走り。トホホ。

落雷のスコールの中、小型機は20時15分に勇敢に離陸。
お腹の都合により、残念ながら夕食は辞退した。

21時40分にlanding。ここHanoi Noibai airportの職員は高慢ちきな態度だ。後進国の公務員だし仕方ないか。

スカイ・プライオリティ専用ゲートにより、すぐに乗り換え手続きを終え、ベトナム航空のラウンジへ。
紅茶とカップケーキの質素な夕食。周りのアジア人が実に活気がある(=うるさい)。

22時40分に28番ゲートへから搭乗。関空行きVN330は満席だ。
0時5分にtake off。
だめだ、気圧が低下してさらにしんどくなってきた。
朝食は水とパンのみで我慢だ。
咳とタ○は続くし、お腹の調子もとても悪い。

4時30分(6時30分)landing、大阪は雨か。

■サーモグラフィーに捕まる。

順調に帰国のはずが、入国審査場前のサーモグラフィーに熱感知されたようで、別室へ連れてゆかれた。

体温計で検温すると37.6℃。しんどいわけだ。
確かにVN330機内のトイレの鏡を見た際、顔が真赤だったな。

結局、医師の診断によると感染症ではなく、上気管支炎と食中毒の可能性があるとのこと。
前者は放っておくと肺炎になるそうで、投薬治療を奨められた。後者は現地の食べ物にやられたことが明白。消化の良い食べ物にビオフェルミンが有効と。
あと、現地では、淡水の感染症に注意するべきだそうな。

11時に三宮に到着。まぁ、無事に戻ってこられたので良しとせねば。

【今回の旅の教訓】
1.これからは、旅行中の体調管理に気を配ろう。
2.飲食も、歩きもほどほどに。
3.ホテルでゆっくりする時間を確保しよう。

三つの教訓を確認したところで、弾丸旅行記は終わりです。

最後まで拙文にお付き合いくださり、どうもありがとうございました。

< La Fin >

2016年9月 7日 (水)

2016年7月 カンボジア・アンコール遺跡の旅 その3 [男ひとり旅の美学]

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アンコール・トム

■2016年7月24日(日) 印象的なアンコール・トム!

広大なアンコール・ワットのクメール芸術を堪能し、11時40分より近傍のレストランで昼食とした。
クメール・ビーフのターター・ステーキはビールと合って美味だ。ドライバーはピラフ。二人分22USD。
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12時25分、アンコール・トム遺跡のバイヨンに到着。
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有名な四面仏をまぢかで見る。迫力だ。
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このバイヨンとやら、ガイドブックによると、古代インドの神々の住む「須弥山」を象徴化したものだそうで。独特の宇宙観が感じられる。
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■パブーオン
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頂上はこんな感じ。
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■チャウ・サイ・テボーダ
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■タ・ブローム
これも見たかった。
貴重な遺跡も維持管理しないと、どんどん自然に侵食されてゆく。まぁ、この遺跡はそれが売りなんだが。
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■クメール文化、アプサラ・ダンス・ショー

16時にホテルへ戻り、プールでひと泳ぎ。曇っているから嬉しくない。
ホテル到着時に一緒になった日本人男性と出会ったので、夕食を共にすることとした。
ホテルで目当ての店を予約してもらった。

レストラン「クーレン」はホテルから歩いて10分の場所にある。こりゃ夜道は危険だな。
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18時30分よりビュッフェ・スタイルの夕食を摂り、19時よりショーが始まった。

民族音楽に、村落舞踊に、宮廷舞踊。まぁこんなもんか。
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最後のやつがクメール文化の華と呼ばれる「アプサラの舞踊」なんだな。
う~ん、わかったようでわからないような。外国人が能を鑑賞するようなもんか……。

20時35分に店を出て、対面するショッピングモール「ラッキ・モール」へ。明らかに富裕層向けの店だな。資生堂も入っているし。
書店へ寄ったのだが、面白そうな本はなかった。

ホテルへ戻って、続きます。

2016年9月 6日 (火)

2016年7月 カンボジア・アンコール遺跡の旅 その2 [男ひとり旅の美学]

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アンコール・ワット。東の裏参道から。


■2016年7月24日(日) 世界遺産、アンコール・ワット!

5時30分起床。曇りだ。
ホテルはコロニアルな雰囲気がとても良い。

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朝食バイキングは良質。また食べ過ぎた。ここでも昨日の二人に出会った。本日は各自別行動となる。
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日焼け止めクリームも虫よけスプレーもOK。
8時8分、ホテル前の「トゥクトゥク」に乗って出発!

途上国のインフラ事情はよく似ている。主要幹線道路を除いて、道路舗装は十分とは言えない。
それでものどかで良い。
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8時25分、チケット売り場へ到着。奮発して3days券を40USD(高い!)で購入したが、明日になってこれが無駄になることが判明する。
水2本で2USD。

8時48分、ついにAnkor Watへ到着した。暑い!
13時にドライバー(ワナ氏)と待ち合わせることにして、観光開始。

西参道正面から入る。観光客の多いこと!
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十字テラス、第一回廊をじっくりと観る。
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結構歩いたが、まだ遺跡の中枢にはたどりつけない。
よくこんな寺院を建立できたもんだ。

十字回廊は見どころ多し。
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第二回廊を抜けると中庭(?)へ出る。
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北へ迂回し、第三回廊への上り階段へ。多数のC国人とK国人に囲まれながら待つこと20分、やっと階段に達した。中段からパチリ。
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中央塔は迫力満点
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第三回廊からは周囲を一望できる。
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これがクメール芸術か。
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東の裏参道からは、実は中央祠堂を綺麗に撮影できるのだ。
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第一回廊。
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さすが世界遺産。第一回廊の大量の壁画はどれも迫力がある。
戦争に関するものが多い。
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アンコール・ワットを堪能することができた。
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暑くて広くて実に歩き疲れたが、続きます。

2016年9月 5日 (月)

2016年7月 カンボジア・アンコール遺跡の旅 その1 [男ひとり旅の美学]

カンボジア・アンコールワットは前から気になっていた。近くて4日で行けるし。
雨季を回避しての12月~3月上旬がベストシーズンのようだが、どうしても行きたくなったので弾丸旅行を敢行した。

旅のテーマは次の二つだ。
■クメール文化に浸り、日常を忘れる
■アンコール遺跡、その特徴あるラテライト建築を目に焼き付ける

【参考データ】
往路便
 2016年7月23日 関西国際空港10時30分発VN321便、ホーチミン行き
 2016年7月23日 ホーチミン・タンソンニャット国際空港16時30分発VN813便、シェムリアップ行き
復路便
 2016年7月25日 シェムリアップ国際空港20時10分発VN838便、ハノイ行き
 2016年7月26日 ハノイ・ノイバイ国際空港0時5分発VN330便、関西国際空港行き

シェムリアップ宿泊先:Victoria Angkor Resort & Spa(2泊)

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アンコール・ワット遺跡。印象的だ。

■2016年7月23日(土) カンボジア行

朝7時10分、JR三ノ宮駅より関西空港行きバスに乗車。順調に8時10分に空港へ到着。長袖はやはり暑いなぁ。

東南アジアの雨季だ。防虫スプレーを購入。空港内のドラッグストアは高いなぁ。
42,984円を400USDへ両替。

9時15分に出国後、SAKURAラウンジへ。ビールとサンドイッチ、デザートを馳走になる。

10時2分にボーディング開始。エコノミーシートの前から2番目だが、やはり狭いなあ。
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11時に離陸、眼下に神戸港、明石の街が良く見える。
隣席の男性が他へ移ったから、2席分ゆったりとできる。良し。
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12時5分に昼食が配膳される。豆とベーコンのサラダは結構いける。魚も美味。でも安ワインは困るなぁ。
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機内ではひたすら持参したウォークマンで音楽を聴く。坂本真綾は良い。

14時50分にベトナム沖へ到達。外気温-42℃。
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13時20分(15時20分)降下開始。ベトナムの大地が良く見える。外は晴だが気流は強く、ひどく揺れた。
初めて見るサイゴン=ホーチミンの光景。緑青と赤土の混淆した川が印象的だ。
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おっと、雲下はすごい雨だ。

13時38分にランディング。バスに移乗してターミナルへ。
スコールの去った後の空港は良いな。

14時5分にTransfer Gateを通過。チェックの係員二人はダベってやる気なしのグータラ公務員。大丈夫かいな、テロ対策とか

乗継便VN813の搭乗ゲートが変更されたのを確認し、スカイチームのラウンジへ。
ビールはSaigon special、肉団子のフォー、チキンカレー等々。ベトナムの雰囲気を味わえた。
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ふと窓外に目をやると大雨。これがスコールだなと思いつつ、ゆっくりできた。

15時58分にバスで搭乗機へ移動し、A321型機に搭乗するとすぐに入出国カードと税関申告書が配布される。

16時43分にtake off、小型機はよく揺れるから嫌なのだ。

17時32分、シェムリアップ空港に到着し、長々と待って観光シングルVISAを取得した。係員の愛想のない対応が不満だ。
入国時には指紋を採取されるんだな。
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入国後、依頼しておいたホテルのリムジンバスを見つける。他の二人の日本人と一緒になった。

18時40分頃、ホテルVictoria Angkor Resort & Spaに到着。ごちゃごちゃした町中のオアシス的存在だ。
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■ナイトマーケットへ

夕食は空港で出会った二人と一緒に摂ることとした。

コンシェルジェの推奨・予約したレストランへ、ホテルの用意した車で出向く。
店名は忘れたが、タイガービールとともにポークと卵のカンボジア料理を味わう。
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夕食後はナイトマーケットへ出向くこととした。
レストランに呼んでもらった、というか店員が運転する屋根付き4人乗り客席付きバイク「トゥクトゥク」で夕風の町を走り飛ばす。

22時だというのになんて賑やかな市場だ。1週間前の阿寒湖の夜の静けさがウソみたいだ。
奥まったところには怪しげなマッサージ店も数多くあり、厚化粧の少女の姿がとても悲しい。
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僕は予定していたビーチサンダル(5USD+チップ1USD)に加え、帽子(5USD)まで買ってしまった。

同じ「トゥクトゥク」でホテルへ戻る。2USD+チップ1USD。

「よく飲んだ日だ。明日明後日の天気は良くないみたいだが、それでもアンコールを楽しもう」と日記に書いて寝た。

続きます。

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