2017年10月17日 (火)

2017年10月 金沢と和倉温泉の旅 その2 [男ひとり旅の美学・番外編]

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・特別名勝、兼六園


■2017年10月9日(月) 金沢へ戻ります。

6時起床、晴れ
加賀屋 雪月花・特別階「浜離宮」の朝食はシンプルだが、どれも美味。満足度高し。

18階のスカイラウンジ「雪月花倶楽部」でコーヒーを馳走になります。

お土産の追加を購い、チェックアウト。加賀屋、また泊まりたいです。
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8時15分発の宿のバスでJR和倉温泉駅へ。8時41分に特急能登かがり火4号はスムーズに出発。
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(隣に並ぶは「のと里山里海」号らしい。)


9時44分、無事に金沢へ到着。コインロッカー(今度は駅構内のものを確保できた)に荷物を預け、昨日と同じ金沢駅東口7番バス乗り場より「城下まち金沢周遊バス」、今度は右回り(RL)に乗車。「金沢・加賀・能登ぐるりんパス」でフリ-パスです。

10時15分、乗車時間10分程度で「ひがし・主計町茶屋街」に到着です。


■金沢 ひがし茶屋街

バス停から東へ向かい、それっぽい角を曲がると、あの有名な光景が現われる。
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公家の京都に対して武家の金沢だから、何か特徴があるかと思ったが、デジャブー。京都に何度も通っていると、いまひとつ新鮮味に欠けるというのが素直な感想。
そんな失礼な思いを抱きつつ、懐華樓(カイカロウ)へ入る。ここも「金沢・加賀・能登ぐるりんパス」でフリ-だ。
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パンフレットによると築195年、金沢で最も大きな茶屋建築だそうで、室内はとても雅だ。
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金箔の茶室!
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ここは良かったぞ!

11時4分、「城下まち金沢周遊バス」(RL)に乗車し、6分後に「兼六園下・金沢城」前で下車。
右手に金沢城が見える。


■特別名勝・兼六園

土産物屋の連なる紺屋坂を上り、桂坂口より入場。「金沢・加賀・能登ぐるりんパス」でフリ-だ。
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・ことじ灯籠
兼六園に来たからにはこれを見ないと。
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唐崎松、雁行橋を見る。
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眺望はまぁまぁ。
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それより、松が見事。
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霞ヶ池を廻り、内橋亭を経る。
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夕顔亭、瓢池。
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蓮池門口より兼六園有料エリアを抜ける。

もう12時だ。昼食は……一番手前の食堂「城山邸」で良いかも。
ここの「治部煮そば」は当たり! まろやかなとろみとジューシーな鶏肉のハーモニーが絶品です。
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■金沢城

兼六園を出て、隣接する金沢城、石川門口へ。
ああ、どこかに数種類の石垣と書かれていたが、本当だな。
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で、このお城、昔から天守閣はなく、二の丸の館が居城だったのか。知らなかった。
石川門の内部へ入ってみる。
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天空は晴れ。三の丸広場を横切り、橋爪橋を渡ると、みごとな橋爪門だ。
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五十間長屋へ入る。
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橋爪橋を見下ろす。
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よくぞ、こんな城を作ったものです……。
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■金沢21世紀美術館

さて、ここからは歩いてお堀通りを10分ばかり南下し、金沢21世紀美術館にやってきました。

エントランスには、何々? 「レセプション関係者は右、一般者は左へ」
素直に左へ並びます。それにしても黒いスーツの男の多いこと。そして、入場制限……。

なんと、デンマーク皇太子ご夫妻がご来場中とのこと。
ロビーには「デンマーク王国皇太子同妃両殿下 歓迎レセプション」と書かれ、報道カメラマンがごったがえしている。

入場チケットを購入(\1,000円)し、待つこと約15分、ついに「デンマーク王国皇太子同妃両殿下」が現われた。
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それはそれで良いのだが、お二人の入場の関係上、あの「スイミング・プール」には入場できないとのこと。ガックシ。

で、第一展示室から順に見ていく。現代美術はわからないのだが……。

おおっ、いまから「スイミング・プール」の地下に入場できるとのこと!
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不思議な空間だなぁ。

デンマーク皇太子の演説をしばし聞き入る。
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14時55分、「城下まち金沢周遊バス」(RL)に乗車し、15時10分に金沢駅へ到着。
お弁当と地ビール、お土産を購入。

16時29分、特急サンダーバード36号は出発。さようなら、金沢。
外は暗い。残念ながら琵琶湖は見えないや。
お弁当「北陸浪漫」は実に美味。百万石ビールは、微妙な味……。
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19時16分、新大阪駅に到着。新快速で家路へ。

最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

2017年10月16日 (月)

2017年10月 金沢と和倉温泉の旅 その1 [男ひとり旅の美学・番外編]

百万石の武家の古都、金沢を歩き、前から気になっていた和倉温泉、加賀屋に宿泊することとした。
再びの親孝行旅です。

【参考データ】
2017/10/8(日)
特急サンダーバード9号 大阪8:40発~金沢11:14着
特急能登かがり火5号 金沢15:00発~和倉温泉15:57着

2017/10/9(月)
特急能登かがり火4号 和倉温泉8:41発~金沢9:44着
特急サンダーバード36号 金沢16:29発~新大阪19:16着

宿泊先:加賀屋 雪月花・特別階「浜離宮」(和倉温泉、1泊)


■2017年10月8日(日) 金沢行

5時30分起床、バスとJRを乗り継いで大阪駅へ。やはり人が多い。
8時40分、サンダーバード9号はスムーズに発車。2時間30分の列車旅が始まる。
今回はJR西日本の「金沢・加賀・能登ぐるりんパス」を利用。e5489より予約したのだが、便利になったものだ。

琵琶湖を右手に見つつ、10時に敦賀駅、北陸へ入ったぞ。長いトンネルを超えて、福井に停車。
11時14分、金沢駅へ到着。
なんと、コインロッカーがいっぱいだ。駅の外にあるコインロッカーまで100mほど歩く。空いていたので500円で預ける。
昼食は駅構内の蕎麦屋で天ぷらそばを食す。いまいち。

金沢駅のシンボル、鼓門は良いな。
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12時15分、金沢駅東口7番バス乗り場より「城下まち金沢周遊バス」左回り(LL)に乗車。やはり満員だ。
乗車券を買わなくても「金沢・加賀・能登ぐるりんパス」がそのまま使えるので、実に便利だ。

12時30分、香林坊に到着。金沢東急ホテルの横を通って、武家屋敷界隈へ出る。

■長町武家屋敷跡

加賀藩に出仕する武士の住まいの跡。楽しみです。
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・武家屋敷跡野村家
ここは欧米人が興味深げにガイドの解説に聞き入っていた。
庭園も良かったが、2階の茶室とその窓から見える草木の景色が見事だった。
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・旧加賀藩士高田家跡
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・金沢市足軽資料館
足軽と言っても、きちんとした家を与えられ、結構良い生活をしていたんだな。ちょっとイメージが違った。
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名もない長町武家屋敷跡界隈が印象に残った。
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2時間なんてあっという間。もう移動時間だ。「城下まち金沢周遊バス」右回り(RL)に乗車して10分強で金沢駅へ戻る。
15時に特急能登かがり火5号に乗車・出発となった。


■和倉温泉、加賀屋は素晴らしい!!

15時57分、和倉温泉駅に到着。なんだかしょぼい駅だな。
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駅前には各旅館の送迎バスがずらり(6~7台?)。加賀屋グループの大型バスに乗り込む。
この和倉温泉、何か寂れた感じの街だな。

16時18分、加賀屋に到着。大勢の仲居さんが出てきて、荷物を持ってくれる。フロントへ。

雪月花を予約したのだが、雪月花・特別階「浜離宮」にアップグレードしてくれた。やった!
旅館HPから直接申し込み、海側の部屋をリクエスト(別料金1万円)していたからかな?

吹き抜けのロビーもすごいぞ。
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専用エレベータで18階へ上がると、そこは「浜離宮」専用のフロア。階段で19階へ。
その上の20階は皇族の宿泊する巨大なフロアだから、事実上、一般人が宿泊できる最高の部類の部屋となる。

この部屋、12.5畳+6畳+洋室の構成で、実に広い。
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部屋からは七尾西湾が一望できる。
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ツインブリッジのとも見えるぞ。
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さっそく大浴場「恵比寿の湯」へ。おお、三層構造になっているんだな。
露天風呂は……気持ち良いけど、寒いや……。

夕食は「月見茶寮」と呼ばれる別室でいただくのだ。

日本三大珍味「干しくちこ」は冬の七尾湾で収穫されるナマコの卵巣を何本も重ねて陰干ししたもの。絶品。
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お造り10種盛りと能登牛陶板焼きも美味。
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満腹になったところで、1階のお楽しみ処「錦小路」に出向く。
ここは土産物屋が軒を連ね、一種の商店街となっている。
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その奥には祭小屋、さらにはシアタークラブ「花吹雪」と、夜のエンターテインメントも充実している。
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■「雪月花歌劇団レビューショー」を鑑賞

もと松竹歌劇団のメンバーから成る加賀屋専属の劇団だ。
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45分のショーは充実。特に「和風カルメン」は愉しめた。

ロビーラウンジでピアノ演奏を聴き、お土産を買い、時を過ごす……。

部屋に戻ると、カットフルーツ盛り合わせのお皿が! ありがとう、担当仲居のSさん!

就寝前にもういちど大浴場へ。ビールとハイボールのほろ酔い気分で、いい湯です。

洋室のベッドに横になります。おや、隣室の水回りの音が……年季の入った建物だからしかたがないのかな?
改装の際には、しっかりと防音にしてもらわないと。

続きます。

2017年9月 1日 (金)

2017年8月 世界遺産・五箇山合掌造り集落と城端の旅 その2 [男ひとり旅の美学]

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・城端 今町通り、旧野村家の土蔵群


■2017年8月27日(日) さようなら、五箇山集落

5時30分起床。朝食は質素だが山の風味あり。こごみの胡麻和えが美味だった。

7時20分チェックアウト。また来たいです。

早朝の集落の光景はすがすがしい。
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7時48分、世界遺産バスに乗って、昨日と逆のルートを進む(730円)。
8時10分、JR城端駅前に到着。
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コインロッカーにキャリーケースを預ける(500円)。
慌てなくて良いよう、金沢までの切符を買っておこう。自販機はなく窓口購入か。1,400円なり。

■城端の街をおさんぽ

許可を得て、ホームの光景を撮影させてもらった。
(サクラクエスト1話の場面ね。)
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8時20分、観光開始。
城端橋を超えて、市街中心部へ向かう。

四方を山に囲まれた土地。冬は冠雪で綺麗なんだろうなぁ。
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あれれ? どのカフェも喫茶店も開いていないぞ。観光地じゃないのか?

旧野村家の土蔵群は絵になる。
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善徳寺。この寺を中心に町が出来上がっていったそうな。
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川島地区の機織り工場。良い雰囲気です。
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こういった土蔵が数か所存在し、地区ごとの「曳山」が保存されているらしい。
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■曳山会館

9時オープンなので入場(JAF割引410円)。
曳山の展示が圧巻だ。
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会館内の土蔵には城端地区の歴史・文化が収れんされている
・1500年代に寺を誘致して村が拡大し、その後、一向一揆の拠点となる。
・「城の鼻」→「城の端」→「城端」か。なるほど。

55分間の鑑賞は終了。お茶のサービスが嬉しいな(3杯もすみません)。

井波屋でどらやき(車輪焼き)1個を求める。お茶もサービスしていただいた。

■じょうはな織館

織機や実演を見たかったんだが、日曜はやっていないみたい。いま一つ。
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まぁこれを見られたから良いか。
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駅へ向かう途中、カフェANGOでシュークリームとコーヒーで一服。


■桜ヶ池へ

11時7分、城端駅前より城端さくら線「なんバス」に乗車。
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11時20分に桜ヶ池クアガーデンバス停に到着。ここは城端サービスエリアに隣接し、人出も多い。

南砺市クリエイタープラザ・桜クリエ内のカフェ・トリアンで「間の山観光協会出張PR」「サクラクエスト月替わり原画展」が開催されていた。
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よろこぶそうめん(納豆入り)。味はまぁまぁ。
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桜ヶ池を散策。兵庫県立明石公園の「剛ノ池」とは印象がずいぶん異なる。四方を山に囲まれているからかな?
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桜ヶ池神社
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「ヨッテカーレ城端」でお土産を購入。城端ビール(エール)は変わった味だった。

■旅の締めは寿司でしょう。

13時18分、バスで街中(善徳寺前)へ戻る。公共交通機関の便の少なさには困ったものだな。

井波屋でお土産を購入し、今町通りを散策。
寿司屋「寿司惠」に入店。ビールと蟹、雲丹、烏賊などを愉しむ。
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14時22分、JR城端線で高岡へ。このディーゼルさんは各駅停車か……しかも単線だから駅での対向車待ちもあり、時間がかかった。55分後に高岡駅到着。
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あいの風とやま鉄道/IRいしかわ鉄道に乗る。15:32高岡駅発~16:10金沢駅到着。
金沢駅でお土産とお弁当を買う。

時計を見ると……16時25分?
特急サンダーバード36号大阪行きは16時29分に出発です。改札口へダッシュ!!

滑り込みで乗車できた。あぶないなぁ。
サンダーバード号のG車は、復路は5番、7番などの座席が良いようだ(窓が大きい)。

夕方の琵琶湖は、朝とはまた違った姿を愉しませてくれる(ような気がする)。
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この「おこめキッチン・あんやと弁当」は美味だ。
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19時:16分、新大阪駅に到着。新快速で家路へ。今回の旅は乗車時間多し。疲れました。

最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

2017年8月31日 (木)

2017年8月 世界遺産・五箇山合掌造り集落と城端の旅 その1 [男ひとり旅の美学]

世界遺産・五箇山の合掌造り集落。前々から気になっていたので、思いきって出向くことにした。
そして「サクラクエスト」と「true tears」の舞台である城端(ジョウハナ)を歩くのだ。

【参考データ】
2017/8/26土
特急サンダーバード9号 大阪8:40発~金沢11:14着
IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道 金沢12:07発~高岡12:47着
ベル・モンターニュ・エ・メール53号 高岡13:08発~城端13:55着
世界遺産バス 城端14:15発~相倉口14:38着

2017/8/27日
世界遺産バス 相倉口7:45発~城端8:15着
JR城端14:22~高岡15:17着
あいの風とやま鉄道/IRいしかわ鉄道 高岡15:32発~金沢16:10着
特急サンダーバード36号 金沢16:29発~新大阪19:16着

宿泊先:民宿 長ヨ門(五箇山、1泊)


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・世界遺産・五箇山 相倉合掌造り集落


■2017年8月26日(土) 倶利伽羅峠を超えて

8時の大阪駅は、やはり人が多い。時間があるので駅中カフェでコーヒーを一杯。
特急サンダーバードに車内販売はないので、サンドウィッチとJAVAティー、カフェラテを買っておく。
8時40分、サンダーバード9号はスムーズに発車。2時間30分の列車旅が始まる。
グリーン車は広々として快適だ。スマホも充電できるし。
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車内販売は無いくせに、検札はしっかりやるんだ。
寝不足で体がだるくて足も痛いが、何のその。

9時30分頃、近江舞子駅を通過。車窓より琵琶湖の眺望を愉しむ。晴れて良かった。
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10時に北陸へ入った。敦賀駅だ。しばらくすると長いトンネルを超えて、福井に停車。

11時14分、金沢駅へ到着。
昼食は駅構内の蕎麦屋「白山そば」のざるそば(520円)を。この店は金沢駅構内で60年以上も営業しているそうな。

金沢駅のシンボル、鼓門は良いな。
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次の列車の切符を買う。第三セクター線なので、JR西日本では購入できなかったのだ。
倶利伽羅峠を経由して、高岡駅まで820円か。

12時7分、IRいしかわ鉄道の電車は金沢駅を出発。なんと二両編成だ。立ち客も結構多い。早めに並んで正解だったかな。

だんだん山深くなる単線を走るは楽し。倶利伽羅峠を超えるのは初めてだ。

12時47分、高岡駅に到着。大きな駅だな。


■べるもんた53号

城端線のホームに移り、観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール53号」を待つ。JR西日本の窓口で満席と言われて、その夜のe5489でなんとか座席を確保できたのだ。

12時55分頃、べるもんた号がホームに滑り込んできた。
なるほど、絵になるな。
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13時8分、ほとんど空席のまま高岡駅を出発。僕はボックス席に着座。
……新高岡駅でドッと乗り込んできて、ほぼ満席となった。

たった一両に運転手、車掌、寿司職人と販売員、井波法被を着用の2名の女性解説員の総勢6人のクルーだ。
このべるもんた号、数年前に期間限定で試行運用したところ好評なので、継続運用になったとのこと。

砺波市の光景。心和むな。
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立山連峰は……う~ん、雲でかすんで良く見えないや。

13時55分、城端駅へ到着。楽しい解説と唄のおかげで、あっという間の40分だった。


■世界遺産バス

JR城端駅は良い雰囲気だ。
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高岡駅~五箇山~白川郷を結ぶ世界遺産バスを待つ間、駅構内の観光案内所へ。
true tearsのサイン入りパネルや台本、関連書籍が置かれている。

南砺市営「なんバス」。明石市営「たこバス」みたいな地域密着型バスかな。これには明日乗車することになる。
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そして1台の大型バスがやってきた。料金後払いの730円。
14時15分、世界遺産バスは城端駅を後にした。

延々と山道を行き、眼下には遥かな山間の光景が拡がる。本当に山の集落へ行くことを実感させてくれる。
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■世界遺産・五箇山 相倉合掌造り集落

山道をゆっくり進むこと35分、14時40分に五箇山・相倉口(アイノクラクチ)バス停に到着した。
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さて、どうやって行けば良いのだ?

第2駐車場を超えると歩道が現われる。森林浴をしつつ、キャリーケースを転がして歩くこと5~6分で、集落の入り口に到着した。
これ、わかりにくいぞ。特に外国人には。
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暑いので、たまらずソフトクリームを求めてしまった(相倉屋)。美味い。

観光案内所(無人)の外側のケースに、案内地図が置かれていた。これは助かる。

そのまま歩むと、合掌造りの建物が現われる。
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うん、良い感じだ。
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宿にチェックインして荷物を置き、お茶と菓子でとりあえず一服。
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15時10分、お散歩開始。集落は想像以上に小さかった。
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・相倉民俗館
合掌造りとはどのようなものかを把握できる小博物館。
アマ(2F)、ソラアマ(3F)へも上ることができ、伝統的な生活道具、農機具などが展示されていた。
そうか、縄は囲炉裏の煙によって強化されるのか。
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・相倉伝統産業館
昭和に入っての生活道具、電化製品、養蚕、製紙道具などが展示されていた。
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これはお盆に祖先の霊を呼ぶ「きりこ」
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相倉集落の全景撮影スポットへ。集落を見渡すとこんな感じ。
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暗黙の了解なのか、17時には観光終了となるみたいだ。


■民宿 長ヨ門

民宿への宿泊なんて数十年ぶりだ。それが合掌造りなんだからたまらない。
近年では、外国人観光客が日本人を上回るとのこと。
僕もBooking.comで予約した身だし、さもありなん。
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寝室は畳敷き。
お風呂場は、民家のものを広くしたような感じ。
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夕食は18時30分から。同宿の日本人ファミリーと囲炉裏を囲みます。こういうのも悪くない。
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イワナの塩焼きが実に美味。鯉の刺身は濃厚な味。豆の天ぷらも良し。

この合掌造り、天井の太く曲がったはりが特徴だ。チョンナバリというらしい。
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外は真っ暗。そう言えば電灯もなかったような気がする、

夜は、せっかくなので虫の声色に耳を澄ませて、自然のままに寝入ります(まだ21時だ)。

ZZZ……(続きます。)

2017年8月21日 (月)

2017年7月 函館の旅 その2 [男ひとり旅の美学・番外編]

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旧函館区公会堂


2017年7月18日(火)

ホテル「望楼NOGUCHI函館」の部屋からの眺望はこんな感じ。函館山が見える。
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朝食。トマトジュースが絶品でした。
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ホテルの庭園とロビーはこんな感じ。実に居心地が良い。
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■大沼公園へ

9時45分出発。自動車専用道路を突っ走り、10時55分に大沼国定公園に到着した。
駐車場400円。

まずは15分コースを小手調べ。(大島の路)
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名曲『千の風になって』誕生モニュメント
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遊覧船に乗って小島を巡ります(990円)。大沼湖、波高し。
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ここにある126もの島は、元は駒ヶ岳の噴火による溶岩。冷えて草木が密生したらしい。
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鴨がかわいいぞ。冬は彼らの滑る姿が見られるそうな。
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少し歩いた場所にあるWALDでランチ。
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午後は50分コースにチャレンジ。(島巡りの路)
天候の回復による駒ヶ岳の眺望を期待したが、雲が邪魔して見られずじまい。おまけに時間が押してしまい、夕方の元町散策時間が圧迫されることに。トホホ……。
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15時25分、大沼公園を出発。すっかり遅くなってしまった。。。

■哀愁テーマパーク「土方・啄木浪漫館」

国道278号線・大森海岸沿いにある。昨日、通りすがりに目にして、気になっていたのだ。
1階は土方歳三と幕末関連資料、2階は石川啄木と明治~昭和初期の函館に関する資料を展示している。
特に良かったのは1階。新選組、西洋との邂逅、刀剣、土方歳三最期の鎧、戊辰戦争、開陽丸……幕末浪漫に満ち満ちていた。
1時間もいてしまった……。
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■元町を巡ります。

すっかり遅くなってしまった。摩周丸の雄姿を眺めて、ベイエリアをスキップして元町へ向かう。

旧函館区公会堂
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元町公園~旧イギリス領事館
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八幡坂
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18時40分、観光終了。
やはり、神戸に似ているなぁ。

ホテルに戻ります。グルメもまた楽し。
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2017年7月19日(水)

この光景も見納めか……。
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ホテルからは、函館空港も見えるんです。
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■神戸へ戻ります。

レンタカーを返却。ちょうど100km走ったことになる。
函館空港でお土産を買い込む。
政府の偉い人が出発したのか、背広と20人以上の自衛官が敬礼していた。

で、プレミアムクラス専用のラウンジを探すが……ない! 函館空港にはANAラウンジがないのか、ぬかったぞ。
しかたがないから、ロビーで時間を潰す。

11時35分に搭乗。白ワインと昼食をいただく。
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このプレミアムシートは快適だし、窓外の北海道的な景色も実に良い。
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13時22分に伊丹空港へ到着。大阪城が良く見えた。
少しは親孝行になったかな?

次は登別温泉か、トマムへ行ってみたいなぁ。

駄文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

2017年8月20日 (日)

2017年7月 函館の旅 その1 [男ひとり旅の美学・番外編]

函館。神戸とはまた違った雰囲気の港町らしいので、前から気になっていたのだ。
函館山からの眺望も楽しみだ。

【参考データ】
往路便
 2017/7/17月 伊丹空港9時15分発ANA745便、函館空港行き
復路便
 2016/7/19水 函館空港11時25分発ANA746便、伊丹空港行き
宿泊先
 望楼NOGUCHI函館(湯の川温泉・2泊)


■実は、母を連れての親孝行旅なんです。

2017年7月17日(月)

4時50分起床。キャリーバッグを転がして駅まで歩く。散歩している人が結構多い。
母と肩を並べて歩くのは、何十年ぶりだろう。
7時10分、三ノ宮駅より伊丹空港へ向かうバスに乗る。
関空バス便と違って往復割引はないんだな。
7時45分、伊丹空港着。名称が大阪"国際"空港のままなのが哀しい。
時間があるので屋上展望台を試したが、暑いだけだった。
9時10分、搭乗開始。ANA745便はボーイング737-800だし、狭い。

9時25分テイクオフ。機内でガイドブック「ことりっぷ 函館」を読む。
この若い女性向けのガイドブック、実は使いやすくて愛用しています。

10時45分、函館空港に到着。晴れて良かった。
レンタカーを借りて、さぁ出発。……慣れない日本車と函館独特の道路の運転に戸惑う。なにせ、大きな市電が真横を通るものだから、気を抜けないぞ。

今回は旅のテーマを決めていない。のんびりと函館の雰囲気を愉しむのだ。


■五稜郭。幕末ロマンって良いなぁ。

11時30分、五稜郭タワーへ到着。平日だから空いているぞ。展望台の代金900円は高いな。
でも、この景色なら納得か!
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土方歳三。後で写真を拝見したところ、もっと、こう、イケメンでした。
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正面に見えるは函館山だ。
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エレベータの中も工夫されており、本州と異なる「函館に来た」って感じにさせてくれた。
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昼食です。創業80年を超える老舗店、五稜郭タワーすぐ横の「麺厨房あじさい」で塩ラーメンを試す。「おいしさの秘密は道南産昆布ダシのスープ」だそうで、並んだだけあって、実に美味い!
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食事を終えて外へ。外は暑……くない。函館、涼しくて快適だ!

歩いて五稜郭城内へ。もらったポストカードによると、ここは「幕末の見果てぬ夢の象徴」だそうで。
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ここには旧箱舘奉行所が復元されている。リーフレットによると、1854年の日米和親条約によって箱館と下田が開港し、奉行所が置かれたとある。西欧の城塞都市をモデルに日本人技師が設計した城郭が、すなわち五稜郭か。
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72畳の大広間は圧巻だ。
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表座敷。お奉行様の部屋だな。
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函館タワーに戻って休息。ソフトクリームは美味。

■函館山へ!

市街中心部へ移動。元町界隈を散策するつもりだったが、快晴なので一転、山頂を目指すことにした。

駐車場は……ロープウェイ利用者専用の無料駐車場あり。実にありがたい。

ロープウェイの代金は往復1280円。これを超える価値がここにはあった。
なるほど、支柱は無いんだな。
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津軽海峡! 夜景も綺麗かもしれないが、この陽光の下での光景こそ、僕のお気に入りだ。
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向かって左は函館湾だ。
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■想像を超える絶景に満足し、湯の川温泉へ向かいます。

車でわずか15分。津軽海峡沿い(国道278号線・大森海岸)を走って山側へ入ると、そこは湯の川温泉郷だ。今回は奮発して良いホテルにした。
かけ流し温泉付きの部屋だ。
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夕食は18時30分から和洋食のフルコース。部屋ごとに専用の食事室が用意されているのか!
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お腹いっぱいで、続きます。

2016年11月28日 (月)

2016年7月 北海道・釧路と知床半島の旅 その3 [男ひとり旅の美学・番外編]

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世界自然遺産知床半島は実に雄大


斜里町で昼食後、知床国道(334号線)を一路北東へ。半島が見えてきた。
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オシンコシンの滝
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弁財崎
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オロンコ岩を見て14時40分頃にウトロ地区へ入る。知床さいはて市場で土産物を購入し、ふたたびバスに乗る。
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15時10分より約50分、知床世界遺産センターなる箱もの展示場の見学。こんなのはどうでもいいから。

いよいよ知床半島へ。

■世界遺産、知床半島

旅のハイライト、夕方の知床半島クルーズです。
16時10分、知床半島観光船「おーろら号」に乗船。3階の展望デッキの椅子に着座。陽射しが強烈。帽子とサングラスを持ってくるべきだったか。
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16時30分に出港。展望デッキは満員で座ってなんかいられない。なんとか良い写真が撮影できそうな右舷の隅を確保できたぞ。
それでは手つかずの自然環境を誇る世界遺産、知床半島の北西側をじっくりと鑑賞といこう。
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象岩
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七山
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カムイワッカの滝
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滝を折り返し地点とし、ウトロ港へ戻ります。
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オホーツクの夕焼け
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熊を見ることができなかったのは少し残念だが、カムイワッカの滝を見ることができたので満足だ。
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45分も立っていたので足が痛い。

18時20分に今夜のお宿へ。いかにも昭和の旅館だが、知床地ビールとバイキングの夕食は良し。
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■知床ナイトウォッチングツアー

19時50分にナイトウォッチングツアーへ出発。乗り物は何のことはない、昼間のツアーバスだ。
知床自然遺産エリアは道路照明が皆無に等しく、曇り空の月明かりとヘッドライトだけを頼りにバスは走る。
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往路は何も見つからない。知床五湖の入り口(夜間は閉鎖)で一旦降車し、星空を見上げる。暈のかかった月しか見えないや。でも、人工の灯りひとつない夜の空間は、なかなか体験できないぞ。
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復路。おお、右サイドに熊がいる! バス内は大騒ぎ。意外とすばしこく、きれいに撮影できなかった。
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続けてキツネ。かわいいもんだ。
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21時20分にホテルへ戻る。

変わったビールだ。味は、まるでマリモを飲んだみたいな……。
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2016年7月18日(月)

8時23分に出発。オス鹿はりっぱだな。
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■知床五湖
知床五湖のうち一湖まで、手付かずの自然を歩く高架木道1.6キロだけのコースだったが、合格。
次回は個人旅行で来て、全道を踏破したい。
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知床横断道。着工から開通まで17年を要したそうな。
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■知床峠
10時20分、霧に覆われた知床峠に到着。
ここは斜里町と羅臼町の境となる。
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鹿に遭遇。雄(角あり)は食べるのに夢中。
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■羅臼の間欠泉
10時50分、羅臼ビジターセンターで休憩。
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もちろん剥製。

近傍にある羅臼の間欠泉へ出向く。
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ちょうど、間欠泉が吹きあがる時間帯だったようで、面白いものを見ることができた。
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川もきれいだ。
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■羅臼国後展望塔
11時30分、羅臼国後展望塔へ。霧で何にも見えないや。
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12時になって雨が降ってきた。まぁ、ここまで天気がもったことに感謝するか。

■野付半島・トドワラ
知床を離れて14時に野付半島へ。往復50分、太古の原風景が残るトドワラの景観を愉しむ。
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キタキツネに見送られて、旅は終了です。
う~ん。まるで飼い犬のような感覚だな。
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■神戸へ戻る
16時に中標津空港へ到着。17時5分に離陸となった。
旅行中、ほとんど雨に遭わなかったことに感謝だ。

道中、親しくさせていただいた方のお話をここで紹介。
・「いま、何をやっているか」を言えるか? マンネリ化せず、常に挑戦すること。
・後進に道を譲るなんて考えてはいけない。何事にも貪欲に取り組むことが長生きの秘訣だ。
・脳と腸はつながっている。三食が脳を活性化させる。
・良く寝て、よく食べること。リラックスも大切。
・歯磨きは就寝前に行うこと。酒を飲んだら必ず行うべし。
・325呼吸法が副交感神経に良い。吸って、止めて、ゆっくりと吐く。

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19時25分に関西空港に到着。22時55分に無事に帰宅できました。
もう一度行きたい。次は個人旅行で廻ることとしよう。


駄文にお付き合いくださり、イヤイライケレ(アイヌ語ね)。

<終>

2016年11月22日 (火)

2016年7月 北海道・釧路と知床半島の旅 その2 [男ひとり旅の美学・番外編]

■マリモ、かわいいもんだ

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2016年7月17日(日)
5時起きで、遊覧船「ましゅう丸」に乗船。
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チュウルイ島・マリモ展示観察センターへの早朝航路だ。
外のデッキに着座。外気温13℃。霧に包まれた遠景は見て心地良い。
船には外国人が多かったな。
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マリモセンター。大きなものは直径30cmを超える。その群棲する様子は、なかなかかわいいもんだ。
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7時に船着き場へ戻り、遊歩道を散歩した。
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「ボッケ」に到着。なるほど、ボコボコ音は面白い。
わざわざ見に来るほどのものではないが。
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朝食はビュッフェゆえに食べ過ぎた。

■霧の摩周湖。濃霧で湖面しか見えないや。

知床半島に熊は300頭生息中で、近年は人里に出没多し。バッタリ出会ったら走ってもダメ、食料を置いて逃げてもダメ、目を見つめながら逃げる、と勉強になった。
ちなみに二人連れの場合は、先に逃げた方を追いかける習性があるらしい。そのスピードは時速40kmか……。

10時に摩周湖に近づく。すでに道路上がすごい霧。雲海のようだ。
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摩周湖の展望台では、、、濃霧で湖面の一部しか見えないや。
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しかたがない。ソフトクリームとリスで癒されよう。
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小清水へ向かう。イオウ山は噴煙が上がっている。
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■オホーツクの海!
オホーツク、網走(近く)の海。小清水原生花園は畑が多い。(てんさい、じゃがいも)
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JR原生花園駅構内は出入り自由。苺フレッシュジュースが美味い。
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16kmの直線道路は、おお、向こう端が見えない。これぞ北海道だな。
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旅の途中ですが、続きます。

2016年11月21日 (月)

2016年7月 北海道・釧路と知床半島の旅 その1 [男ひとり旅の美学・番外編]

世界遺産知床。北の果てに赴くのには交通の便にいささか難あり、とこれまで躊躇していたが、手ごろなツアーを見つけたので思い切って参加することにした。
個人での国内ツアーは、これが初参加となる。

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【参考データ】
『FDAチャーター機利用で行く知床半島と釧路湿原3日間』
往路便
 2016/7/16土 7:40関西国際空港~9:55根室中標津空港   JH5701便(FDA)
復路便
 2016/7/18月 17:00根室中標津空港~19:30関西国際空港 JH5708便(FDA)
往復ともフジドリームエアラインのチャーター機となる。

宿泊先
 2016/7/16土 ニュー阿寒ホテル(阿寒湖温泉)
 2016/7/17日 知床プリンスホテル 風なみ季(斜里町ウトロ)

■道東への航空旅行

2016年7月16日(土)
3時50分起床。JR三ノ宮駅前5時45分発のバスで関空へ。6時45分到着。早朝はさすがに高速道路も空いている。

JAL・フジドリームエアライン団体カウンターに設けられたツアー窓口へ。小型機なので自分の小型キャリーバッグも機内に持ち込めないとのこと。不満に思いつつも荷物を預け、搭乗手続きとなる。

7時30分に搭乗開始。機体はERJ170、74人乗り。2+2ではあるが普通のエコノミーシートで、期待していたほど広くはない。シートは窓側ではなかった。残念。

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7時55分、神戸空港をtake off!

雲上にポッカリと頭を出す富士山が見えた。

ほぼ定刻通り9時46分に根室中標津空港に到着。森の中の空港って感じ。

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北の大地らしく、ちょうど良い涼しさだ。

10時13分にツアーバスは出発。二日目のオプショナルツアー(知床ナイトウォッチ)を申し込んだ。

国道272号線を南下。おお、道路は本当にまっすぐで、信号機がない!
・道路では人や車ではなく、エゾジカなどの動物がよく飛び出し、事故を引き起こすそうな。
・牧場の牛馬の多いこと。
・市街地を抜けると、何もない光景に愕然とする。大草原。
・ガイドによると、道東は人よりも牛の方が多いそうな。

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11時10分に中知安別に至る。釧路はまだ遠い。

■釧路湿原
12時に昼食会場の釧路プリンスホテル到着。洋食ランチのえびと魚は美味だった。

JR北海道、釧路駅に到着。13時過ぎだ。
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釧路湿原ノロッコ号・塘路行き指定席の窓側に座れた。
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日本最大の釧路湿原は、元々は海だったんだな。正直言って感動はなかったが、少しづつ移り変わる景色を眺めていると、40分はあっという間に過ぎた。
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15時5分に北斗展望台へ到着。釧路湿原の眺望はいまひとつだなぁ。
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丹頂鶴自然公園(丹頂鶴飼育センター)。ちょっと生育数が少ないかな。
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16時20分にセンターを出る。国道沿いの畑に野性の丹頂鶴2羽を見ることができた。
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■阿寒湖温泉 典型的な観光地

移動時間が長いな。17時30分にニュー阿寒湖ホテルに到着。

阿寒湖畔を少し散歩。寂しくも良いところだ。
夕食は十勝彩美牛の和食御前。これは美味しかった。

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■アイヌ民族舞踊

阿寒湖の夜をどうするか……。アイヌシアターイコロへ。
アイヌ民族舞踊、古式の舞を観賞。もう一捻り欲しいところ。
観客の1/5が外国人だったし、世界遺産に正式登録されたら盛り上がるのかも。

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それにしても阿寒湖の街って、土産物店が充実しているな。

大浴場・露天風呂は良い。そしてサッポロビールのクラシック夏季限定を愉しむ。

続きます。

2016年7月12日 (火)

2016年6月 横須賀軍艦めぐりとルノワール的な東京の旅 その3 [男ひとり旅の美学]

■ルノワール展 その色彩は「幸福」を祝うために。

2016年6月19日(日)曇り

印象派時代の最高傑作「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」初来日!ということで、この日は、年始から楽しみにしていたルノワール展を観て愉しむのだ。

http://renoir.exhn.jp/
ルノワール展 オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵
国立新美術館 2016年8月22日まで。

9時30分にチェックアウトし、地下鉄千代田線・日比谷駅から乃木坂駅へ。10時15分に入場。ものすごい人だかりだ……。
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オーディオガイド500円。こういった展示会では必須だ。

お気に入りの作品を何点か。
「ぶらんこ」(1876年)
木漏れ日の光がドレスの上に咲いた蝶結びの紫の花に降り注ぐ(ゾラ「愛のページ」)、そのイメージそのものだ。
僕は、端の少女の「私も乗ってみたいけれど、できるかしら」的な表情が気に入った。

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」(1876年)
以前のパリ旅行の際にオルセー美術館に展示されておらず、観ることができなかったのだ。
これは別格の美しさ。眼前1メートルの距離で鑑賞できて満足だ。
ワルツ、ポルカを踊る無数の人々。魅力的なポーズの友人たち。
空は描かれていないのに、空間の広がりと強烈な光のあふれ出る様子が、人生の幸福感と合わせて画面いっぱいに表れている。
光と影を濃いブルーで表す技法といい、左奥で「私はもうあなたと踊らないわ」と失望の表情を隠さない女性と焦る男の姿といい、いや、素晴らしいものを見せてもらったぞ。

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「田舎のダンス」(1883年)
僕はこちらのほうが好きだ。
この素晴らしい表情のモデルは、後にルノワール夫人となるアリーヌだ。実は本作のモデルはシュザンヌで内定していたのが、アリーヌが嫉妬して強引にモデルになったとか。
踊る男の衣服が、現在のジャケパンスタイルになっている。われらの衣服の源流を観るようで面白い。
テーブルには飲みかけの酒、床に落とした帽子……酔って踊るは人生の楽しみそのものってことだな。

「都会のダンス」(1883年)
上流階級の舞踊を表現しているが、ルノワールが思いを寄せたサーカス団の踊子、シュザンヌがモデルだ。で、ルノワール氏はシュザンヌとアリーヌとを両てんびんにかけていたのか……。

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他にピカソ「白い帽子の女性」、ジャン・ペロー「夜会」等を含め、103点の作品が展示されていた。

美術館2階のカフェSalon de The RONDでベーグルサンドセットをランチとした。
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13時15分に退場。うん、「人生の幸福」を実感できた。芸術はこうでなくっちゃ!
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■秋葉原はすごい熱気

ほぼ15年ぶりの秋葉原は大きく変わっている。これは「文化都市への進化」だと信じたい。
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ここではクロムクロ展を見た。まぁまぁだな。

16時11分に秋葉原駅から東京駅へ向かう。ギリギリじゃないか。


16時50分に東京駅よりのぞみ51号に乗車。
実は、人生初のグリーン車だったりする。実に快適なシートだ。

大玉ほたてと大漁ウニ弁当(1,700円)には満足だ。
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定刻の19時56分に西明石へ到着
ルノワール展は8月22日まで。米空母も現物を見てみたい。もう一度行きたいな。


駄文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

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